ひとり天花のブログ

アラ還 気まま暮らし

拙い経験

君が聞かれもしないのに

自分について喋る時

自分がどれだけ頑張ったかということや

自分が成し遂げたことや

自分の立派そうな職業について

質問されてもないのに喋る人

君がそんな人になるなら

優れた人々からは

「浅ましい」と敬遠されるだろう

 

君が思い上がりの罠にかからないなら

君が心がくつろいで

静かに安定しているのなら

「私はこれをしてあげた」

「私はこれほどの人物だ」などと

自分の業績を測ったりしないはず

君が物事に成功した後も

思い上がりの罠にかからないなら

優れた人々から君は

「心がきれい」と慕われるだろう

 

ブッダの言葉

エッシェンシャル版

小池龍之介 編訳 より抜粋

 

人は時に

自分が経験したことが

成功体験となり 自信に繋がっていく

 

本当に自分がしたい事 やりたい事

得意な事を追求して 

惜しみない努力を

ストイックにやり続けた人の成功は

尊敬に値する 

そしてその知識や経験を 

質問されない限り 喋らない

(私はこれだけ頑張った すごいでしょ

 褒めて 褒めてとは)

 

人生は自分の思い通りにはならない

どんなに思い描いていても

正反対の方向へ動き出す

 

離婚後 

事務員として働き 2人の子を

女手一つで育て上げ

有名大学を卒業させた 某女

晩年は管理職についた

自ら望んで

シンママになったわけではない

それでも

頑張って 立派に育て上げ

学もつけさせた

そんな成功体験から

聞かれてもいないのに

「私はね〜 こうだったの」

「私の娘が〜」と座り込んで喋り出す

その間 聞かされている人は

仕事の手が止まっている

そんなことは 

見えていないし お構いなし

上司であるため 聞かされる方は

黙って聞くしかない

 

人それぞれの人生

その人にとって 必要な学びが

半ば 強制執行で 用意されている

最初は 嘆き 抵抗するが

どうにもならない

やがて 受容して 前に進んでいく

そんな拙い経験からくる成功体験は

往々にして

痛々しい 自信に変身してしまう

 

与えられた課題は違うが

同じシンママとして

肝に銘じて 生きていこう

            Σ੧(❛□❛✿)