ひとり天花のブログ

アラ還 気まま暮らし

気力があれば 何でもできる❓

息子が出張に行き2週間が過ぎる

最初の2日ぐらいは

いくら無口な息子でも その存在が目の前にない事に寂しさを感じた

ところが3日目からは

独女生活が謳歌できる充実感に

安楽と安堵を覚え 寂しさはどこはやら

母として 成人した息子に      できることは 身の回りの世話や

美味しい食事を作ることぐらいしかない

それはそれで嫌ではないし

ある種の使命感みたいに身体が動く

 

元々料理が苦手なため

レパートリーも狭く ある食材で

作ることも一苦労

 

母ひとりなら

料理の手間をかけることもなく

安食材で 簡単に済ませる

出費も大幅にカットできる

 

この2週間はこのストレスから解放され

楽しく過ごせた

 

家庭を築いてから今まで

離婚により 最大のストレス要員が抜け

次に息子が大学入学で上京し

次に娘が社会人として 自立し

家族が1人ずつ ぬけていく事で

楽になり その時に初めて

ストレスを抱えてながら暮らしていた事を自覚した

一旦 楽を覚えてしまうと

もう二度とあの生活に戻りたくないと

思ってしまう

渦中にいる時は そんな事も考えず

ただ目の前のことをこなす事で

精一杯だった まさかそれが

ストレスとは考えにも及ばない

歳を重ね 当たり前にできた事が

少しずつ できなくなり

一晩寝れば 回復した体力も

戻らなくなり 同級生たちが

病気になっていく

自分が病気になる事で

家族に負担をかけてしまう

そう考えると せめて

自分の身体は自分でメンテナンスをし

なければ このできるという力を

維持していかねばならない

 

以前 勤めていた

ホームの認知症のお爺ちゃん

その振る舞いから 若い頃は

プレイボーイだっと思われる

自分のことを20代だと思っている

職員のかわいい女の子

あやちゃんのことが大好きで 

「結婚しよう 俺が面倒を見る」「俺があやちゃんを一生守る」と

公開プロポーズをしていた

いつの間にか爺ちゃんの妄想が膨らみ 無事結婚して娘が産まれ

爺ちゃんの名前から一文字をとって 

名前までついていた 😄 

しばらくして

爺ちゃんが体調を崩し

食事がとれなくなり どんどん

元気がなくなった

「赤ちゃんも産まれたばかりだし

元気を出さないと あやちゃんが

悲しがるよー 寂しがるよー」と

声をかけた すると爺ちゃんは

「あやはあやで生きていくやろう

自分はもうしんどい あやどころではない」といい放った !(◎_◎;)

人間 自分の身体が思うままにならず

必死の時は

最愛の家族のことまで 考える

余裕がなくなる

気力も なくなってしまう

 

自分の事は何とか自分でするから

あとは お互い 自立して

生きていってくれー

 

今 まさに あの時の爺ちゃんと

同じ心境になっている

 

とはいえ 嫌だけどまだ気力をだせる

帰宅したら また世話を焼くのだろう

          ((((;゚Д゚)))))))