ひとり天花のブログ

アラ還 気まま暮らし

親が望む親孝行

知人は早くに母親を亡くされた

お母様が手作りされたぬいぐるみを

今でも大切にとっている

幼い頃にご病気で他界されたためこのぬいぐるみは母との大切な大切な思い出の遺品

30年以上の月日が流れても 残されていることに驚きと敬意を感じた

でも彼女は 親孝行ができなかったと

言っていた

このぬいぐるみを今ももっていてくれる

自分(お母さま)のことを忘れないでいてくれる事 これこそ立派な親孝行なのでは❓

私も人の親となり 親の気持ちが少なからず分かる

子供が思う親孝行と親が思う親孝行は全く違う

長い長い子育て期間は

思い通りにいかないことの連続だった

プレッシャーから自分が親になったことを悔やんだ事がある

病気をするたびに心を痛め眠れない日もあった 

出来るものなら無謀な冒険などせず

安定街道を歩んでほしいと思った

そんな過程を通り過ぎ

まだまだ心配(勝手に)はあるけれど 子供が自立して

私の中で 今までにない感情が生まれている。!(◎_◎;)

親が思う親孝行とは

•自分の所に生まれてきてくれたこと

•親よりも長生きしてくれること

•社会の中で働いてくれること

この3点かなあと思う

人それぞれ 一緒にいられる時間は違うけれど、何もできない赤ちゃんが成長していき

その中で見せてくれる行動や会話から

笑いと癒しと感動をもらった

子供の病気は 自分が病気する以上に辛い 回復して元気になったら安堵する

こんな時は、もう何も望まないから

ただただ元気でいてくれたらいいと何度も思った(元気になったら欲望が湧いてくる)

親がなってほしい仕事や世間と同じ足並みで社会人とはならず 勝手な妄想で不安になった日もあったけれど

自分で自分の道を見つけ歩き出した

 

親を亡くして もっとこうしてあげたら

私があんな事をしてしまったからと

自分を責めている人がいる

でも、それは子供側が抱く 勝手な妄想だ

そしてその妄想で自分で自分を悲しませている

 

いえいえ あなたの存在が親孝行だったんです

そう伝えてあげたい